市役所に巨大アートが出現!?(木津川市役所1階エントランス)
木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!
今回は木津川市役所1階エントランスの奥中章人さんを紹介します。
展示会場は瓶原地域だけじゃないの?!という声が出るかとは思いますが、これは木津川アートのPRも兼ねて、開催に先立ち、9月末から市役所にて展示をしてもらったものです。
奥中さんにはお忙しい中、厳しいなスケジュールでご対応いただき本当にありがとうございました!
それでは、今回は制作の様子から紹介したいと思います。
奥中さんの作品は規模がすごいので、制作に大きなホールなどでの作業が必要です。
市内施設で作業する予定が…、緊急事態宣言で全て使用不可に。。。
急遽市役所の会議室での作業に変更です!(もちろん感染対策は十分に!)
素材となるフィルムを広げ、これから取り掛かる作業に気合いを入れる奥中さんとお手伝いのボランティアさんたち。(作業前のコーヒーブレイクです。(笑))
とても大きな作品になるため、こうやってフィルムを重ねてテープで貼り合わせていきます。
フィルムを伸ばし、ハサミでちょきちょき。
重ねた箇所をテープではりはり。
はい、完成!
…ではなく、ここから更に形を作っていきます。
今回の作品は楕円形の球体になるため、切り取り線をフィルムにマークし、ハサミでちょきちょき。
マーキングするのに何か緻密な計算をされていましたが、ぷくは黙ってお手伝いに専念です。(笑)
あ、こちらが作家の奥中さんです!
そして切り取りが完了!
この後は周りもテープではりはりして、膨らませるテストです。
おー、キレイに膨らみます!
このように風を送って膨らませ、奥中さんは中から、他のメンバーは外から不具合がないかのチェックです。
奥中さんの作品には、このように実際に中に入ることができる体験型の作品もありますので、もし機会があればぜひ!!
さて、会議室での下準備は完了です。
あとは風を送り続けるファンを取り付け、実際の場所で設営テストも問題無し!
それでは設営本番です!
市役所正面玄関入ってすぐのこの吹抜部が展示場所です。
ここにどうやって展示するかというと!
(たらららったらー♪)高所作業車ーー!!(※脳内であの音楽をおかけください。)
高い所が苦手なのに果敢に作業される奥中さん!
高所作業用のハーネスもヘルメットもばっちりつけて安全対策はばっちりです!
でも自然と足が震えるほど怖いとおっしゃっていました。(笑)
しかし作業を終えるころには、「この子(高所作業車)と信頼関係がばっちり築くことができました。」と奥中さん。
きっと高所作業車と心をひとつに作品制作に取り組めたということでしょう!
制作協力者に「高所作業車くん」と書き加えることを検討しましょう。(笑)
それでは完成した作品をどうぞ!!
奥中章人「INTER-WORLD/SPHERE:Cocooner」
奥中さんの作品の特徴でもある光と空気のやわらかい彫刻で、オーロラフィルムで光を反射・透過させ、市役所エントランスがアートな空気でつつまれました。
写真ではわかりにくいですが、光がフィルムを透過し、床面にゆらゆらとキレイな色が映っていました。
そして2階から見える景色はというと…。
普段は空っぽの空間に巨大な作品が浮かび上がり、市役所を華やかに彩ってくれました。
ちなみにこれは設営中の一場面。
奥にいるのは奥中さん…、かな?(笑)