8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震の発生に伴って、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、気象庁は8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。地震の発生から1週間経過したことから、15日17時をもって、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う政府としての「特別な注意の呼びかけ」を終了しています。

南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」については、特別な注意を呼びかける期間は終了しましたが、南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」を引き続き実施しましょう。

各家庭での備え

  • 自宅、職場、学校、よく行く場所などの避難経路を確認しましょう。
  • 家族や友人の電話番号、緊急連絡先を確認しておきましょう。
  • 懐中電灯(替えの電池または充電器)
  • 携帯電話、スマートフォン(予備バッテリー、充電器)
  • 携帯用ラジオ(替えの電池または充電器)
  • 救急箱、毛布、貴重品(パスポート、通帳、家の権利書、現金など)
  • 雨具を含む替えの衣類
  • 3日分の水および食料
  • 転倒のおそれのある家具を固定しましょう。
  • 緊急地震速報の入手方法を確認しましょう。

地震が発生した場合は

  • 建物の中にいるときは、窓際や落下物が想定される場所などの危険な場所から離れ、頑丈な家具の下に隠れて身を守ってください。
  • すばやく火の始末をしましょう。
  • ドアや窓を開けて、逃げ道を確保しましょう。
  • 車を運転中の場合は、ゆっくりと道路脇に車を寄せて停車してください。電線の下や建物の近くに停車しないように気を付けてください。
  • 屋外にいる場合は、周囲の建物、ブロック塀などの危険な構造物、頭上の電線など危険な物がないところへ移動してください。

地震発生後の行動

  • 建物から避難する際は、エレベーターを使用せず、階段を使ってください。
  • ガスの元栓を確認しましょう。
  • 自宅から避難する場合は、ブレーカーを落としてください。

詳しくは以下のリンクをご覧ください