食中毒というと、夏に発生しやすいものと思われがちですが、冬季にもノロウイルス等による食中毒が発生します。

ノロウイルスは、冬季に流行する感染性胃腸炎の主な原因と考えられています。

京都府では、11月1日から翌年3月31日までの間において、下記基準に該当する場合に冬季食中毒注意報が発令されます。

発令時には、ホームページやLINEにて通知します。

なお、現在冬季食中毒注意報は発令されていません。

冬季食中毒注意報の発令基準

  1. 府北部地域又は府南部地域のどちらかの地域において、感染性胃腸炎の定点当たりの患者報告数が10人を超えたとき
  2. 府内全域において、同一週に食中毒事件が2件以上発生した場合等、食品衛生に関する注意を喚起し、食品による危害の発生を未然に防止する必要があると認められるとき

ノロウイルスによる食中毒予防のポイント

  1. 調理作業前の手洗いを徹底する
  2. 調理する人の健康状態を確認する(下痢や嘔吐等の症状がある場合は調理を行わないなど)
  3. 食品は十分加熱(中心部が85℃から90℃で90秒以上)する
  4. まな板や包丁等の調理器具は適正な濃度の次亜塩素酸ナトリウムや熱湯で消毒する等、調理時の衛生管理を徹底する 

ノロウイルスへの感染予防・感染拡大を防止するために

  1. 手洗い、うがいの励行、十分な睡眠と栄養をとるようにして、体調を良好に保つようにする
  2. 家族等の健康状態を毎日確認する
  3. トイレ清掃や汚物処理の際は、使い捨て手袋・マスク等を使用し、適切な濃度の次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行う
  4. 嘔吐、下痢等感染が疑われる場合は、速やかに受診する