みもろつく鹿背山里山学校2016 6月活動
里山学校6月の活動(2016年6月12日)
今回のテーマは、「鹿背山を知ろうハイキング」
鹿背山の里山とともに生活してきた鹿背山集落を歩きました。
本日の講師は、「みもろつくネイチャーファミリーかせ山」代表者で、鹿背山西念寺副住職の田辺さんです。
鹿背山ハイキング
市役所正面玄関に集合した参加者は、鹿背山集落入口まで2台のバスで移動しました。
案内看板の前で田辺さんから鹿背山の名前の由来等の基礎知識を教えてもらったのち、集落入り口に設けられた勧請縄をくぐって鹿背山集落に入ります。
※ 勧請縄は集落の出入り口に設置されることにより、そこが集落の内と外との境界であることを明示し、悪疫や災厄の侵入を未然に防ごうとするものです。
集落に入る古道や、集落の概要についてお聴きして
上に見える勧請縄をくぐって集落に入ります
鹿背山集落のメインストリートを歩き、旧鹿背山分校まで移動して鹿背山城址へのハイキングに備えます。
木津小学校 鹿背山分校は、明治5年(1872年)創立の木津小学校の鹿背山分教場として、明治28年(1895年)に設置されました。平成26年(2014年)に閉校されるまで2年生以下の児童がここで学んでいました。
ちなみに、案内人の田辺さんもここで学んだそうです。
鹿背山城跡へ
鹿背山城跡への入口となる西念寺前で、木津の文化財と緑を守る会の倉さんから鹿背山城の概要を聴いてから主郭がある山頂へ向かいました。
登ること15分、息は切れましたが意外とあっさり山頂に立つことができました。
木津の西面と北面を望むことができます
城跡を下り、鹿背山回復地蔵磨崖仏を見学して旧鹿背山分校に戻り昼食です。
磨崖仏の見学
後半戦は、鹿背山集落のメインストリートを縦断して、鹿背山不動さんに向かいました。
鹿背山不動の磨崖仏
- しょんべたれ地蔵
7日間お参りすると、おねしょが治ると言われているそうです。
- 春日のおばはん
お地蔵さんの腹がぷっくらと膨れていて、中年女性のように見えることから、
春日のおばはんの愛称で親しまれています。
しょんべたれ地蔵
「春日のおばはん」は、参加者の子どもと同じぐらいの大きさです
この後は、ゴールの城山台公園(大仏鉄道公園)まで、大仏鉄道ルートを散策し、鹿背山を知ろうハイキングを終えました。
大仏鉄道
大仏鉄道は、明治31年4月に開業した、関西(かんせい)鉄道の 大仏線のこと。
加茂駅と大仏駅を結ぶ8.8Kmの路線でスタートし翌年には奈良駅まで延長されましたが、明治40年11月に廃線となり、わずか9年余の歴史を閉じています。