吉田 善紀(よしだ よしのり)さん

令和元年6月3日 きづがわいい応援団に就任

木津川市出身

京都大学iPS細胞研究所 准教授(医学博士)

京都大学・大学院博士課程在学中に心臓の発生の研究を行い、その後ポスドク研究員として再生医科学研究所の再生誘導研究分野(山中伸弥研究室)に参加し、iPS細胞の研究を始め、2009年からは主任研究者として活躍中。
吉田研究室では、心筋再生医療の開発および心疾患・血液疾患に対してiPS細胞を用いて創薬、疾患メカニズムの解明を目標として研究を行い、iPS細胞研究で見つかったことを臨床応用につなぐことを目標として、研究を進めている。

吉田さん写真

主な経歴

京都大学医学部 卒業(1997)
病院勤務(1997~2002)
京都大学大学院医学研究科博士号取得(2007)
京都大学 再生医科学研究所再生誘導研究分野 研究員(2008)
京都大学 物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター
 研究員(2008)→ 助教 (2009)→ 講師 (2009)
京都大学 iPS細胞研究所
 講師(2010)→准教授(2016)

主な発表論文・メディア出演

最も移植効果の高い心筋細胞の成熟ステージを発見~ヒトiPS細胞から分化させた心筋細胞の移植効果を高める~(論文)
ヒトiPS細胞のエピジェネティクス状態が血液細胞への分化能の指標となる(論文)
マイクロRNAをつかった細胞の選別方法の開発 ~高純度な心筋細胞の作製に成功~(論文)
低酸素濃度培養によるiPS細胞樹立効率の改善 "Cell Stem Cell"に報告(論文)
NHK『探検バクモン』~京都大学iPS細胞研究所特集~出演
日本のパイオニア「日本で開発された細胞:iPS細胞」紹介
Biomaterials「簡便に細胞の分化を継続的に可視化する技術を開発」紹介
他、医療系シンポジウム等において多数講演を行っている。

木津川市での活動

広報きづがわ「絆・第10回」記事掲載 広報きづがわ「絆・第10回」.pdf [ 1222 KB ]