明治6年に政府の招きにより来日したオランダ人工師ヨハネス・デ・レーケは日本の治水事業の発展の基礎を築いた人物です。なかでも不動川上流に数多く築かれた石積堰堤は日本で最初に築かれたもので、100年以上経った現在もその姿を残しています。この地域一体はデ・レーケによってヨーロッパ式の近代砂防技術が日本にはじめて導入された記念すべき地として、京都府により砂防歴史公園として整備され、一帯は府の史跡に指定されています。休日にはアウトドアやレクリエーションなどで多くの人に利用されています。平成12年には日蘭400周年を記念し、公園内にデ・レーケの銅像が設置されました。

 

所在地

木津川市山城町平尾地内