相楽山銅鐸(袈裟襷文銅鐸)

 

 ニュータウン建設工事地内の、標高74mを測る丘陵の南側斜面から出土した高さ40.5cmの銅鐸で、市の指定有形文化財になっています。銅鐸は、格子を充填した帯(僧侶の袈裟に似ることから袈裟襷文と呼ぶ)で身を六区に区画することから六区画袈裟襷文銅鐸と呼ばれています。また、銅鐸は古いものから菱環紐式、外縁紐式、扁平紐式、突線紐式と分類されますが、その中の扁平紐式に含まれるものです。
出土した丘陵の下の大畠遺跡では、弥生時代中期後半の竪穴式住居跡・方形周溝墓などが発見され、銅鐸を埋納した集落と判明しています。 

 

所在地