奈良市との境の標高49~52m丘陵裾に設けられた瓦窯群で、府の史跡名勝天然記念物に指定されています。
昭和28年(1953年)に農業用水路工事に伴って京都大学梅原末治氏が1基を発掘され、昭和54年(1979年)にニュータウン建設工事に先立って奈良国立文化財研究所によって本調査が行われ、4基の瓦窯跡と数棟の掘立柱建物が検出されました。瓦の文様から「法華寺」の創建瓦を焼いた窯と判りました。
昭和58年(1983年)に木津町教育委員会が瓦窯跡の北方300mの地点で行った大畠遺跡の調査で、多くの建物群が発見され、ここが中心工房と判明しました。
現在は、瓦窯跡は埋め戻して保存、残りの良い2基は原寸大レプリカを作製して展示しています。

 

所在地

木津川市相楽台7丁目