小川内水対策事業及び木津中心市街地地区都市再生整備計画事業により小川・反田川流域の内水被害軽減のため、排水ポンプ施設の整備工事と、想定最大規模降雨による浸水範囲を予測した内水氾濫リスクマップを作成しました。

内水対策事業の概要

     小川流域・反田川流域には市役所をはじめ、国や京都府の行政機関、医療、商業、福祉、学校などの多様な都市機能や鉄道、道路の広域的な交通機関の要衝が集積しています。近年、平成25年発生の台風18号及び平成29年発生の台風21号に伴う豪雨により大きな被害を受け、本流域の防災対策の強化として再度災害の軽減、治水対策として排水ポンプ施設の増強及び新設を行いました。

  • 小川内水排除施設において、既存排水ポンプ施設(毎分160立方メートル)に加え、排水能力が毎分280立方メートルの排水ポンプ施設を増設して、合わせて毎分440立方メートルの排水ポンプ施設として運転を開始しました。

関連ページもご覧ください → 小川内水対策事業

  • 木津町内垣外地内に新しく内垣外内水排除施設を整備しました。

関連ページもご覧ください → 都市再生整備計画事業について

流域図

  • 小川の流域面積
     小川は下流で反田川が合流しており、反田川流域約171ヘクタールと小川流域約191ヘクタール合わせて約362ヘクタールの流域面積をもっています。
内水対策事業の効果の浸水シミュレーション

  • 左図は、平成25年発生の台風18号における実績降雨を用いた解析モデルにより浸水被害の範囲を再現したものです。
    解析に用いた諸条件
    1.木津川の水位が上昇し、木津合同樋門が閉門
    2.小川・反田川流域(約362ha)に平成25年発生の台風18号の実績降雨を与える
    3.既設の小川内水排除施設(当時の排水能力は毎分120立方メートル)により排水活動を実施
  • 右図は、平成25年発生の台風18号における実績降雨を用い、小川内水排除施設の排水能力増強後の毎分440立方メートルで排水活動を行った場合のシュミレーション結果です。

小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ

内水氾濫とは、大雨によって雨の量が河川や水路などの排水施設の能力を超えるときや、排水先の水位が高くなったときに雨水を排水できなくなり、排水施設から水が溢れる現象をいいます。
この「小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ」は1000年に一度程度発生する可能性がある異常な大雨(想定最大規模降雨)により内水氾濫が発生した場合の浸水の状況をシミュレーションにより予測したものです。
雨の降り方や周囲の状況によって、マップとは異る地区においても浸水する場合や浸水深が異なる場合もありますが、日頃の備えとして本マップをご活用ください。

 

「小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ(A1版)」は作成元データです。お好みのサイズに印刷してご利用ください。
なお、地図面はA1サイズで5千分の1の縮尺に調整した図面です。縮小印刷される場合は、図面の縮尺表示とは異なります。

小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ(A1版).pdf [ 14374 KB pdfファイル]

ポンプ施設の整備紹介.pdf [ 760 KB pdfファイル]

「小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ(A4版)」はA1版をA4の冊子にしてお使い頂けるよう編集したものです。地図の縮尺はA1版を縮小したものですので、図面の縮尺表示とは異なります。
両面印刷して冊子にしてご利用ください。

小川・反田川流域内水氾濫リスクマップ(A4版).pdf [ 10654 KB pdfファイル]