小川内水対策事業の実施について

小川内水排除施設(排水ポンプ施設)の運転を開始しました(令和7年3月)

令和7年3月に小川内水排除施設の排水ポンプ増強が完了しましたので、今後の大雨等による小川の増水時には、既設の排水ポンプ(毎分160立方メートル)と増設の排水ポンプ(毎分280立方メートル)の両方で運転を行います。(併せて毎分440立方メートル)

今後、本施設において水防資機材倉庫等を建築して防災拠点化を図るための整備工事を行っていきます。
引き続き工事にご協力をお願いします。

小川内水排除施設(排水ポンプ施設)の施設見学会を開催しました(令和7年5月25日)

令和7年3月に小川内水排除施設の排水ポンプ増強が完了しましたので、次のとおり施設の見学会を開催しました。

  • 日時
    令和7年5月25日(日曜日)午前10時から午後3時
  • 場所
    小川内水排除施設(木津川市木津小川15番地)
  • 見学内容
    施設の自由見学(吸水槽、操作室、発電機、放流路など)

排水ポンプは小川内水排除施設内に設置した自家発電機で運転しますので、災害等で電力会社からの電気の供給が一時的に停止しても運転が可能です。

発電施設は6000リットルの燃料(A重油)貯蔵タンクを設けていますので、30時間から35時間程度は追加給油なしで連続運転が可能です。

小川内水対策事業の概要

小川流域には市役所をはじめ、国や京都府の行政機関、医療、商業、福祉、学校などの多様な都市機能や鉄道、道路の広域的な交通機関の要衝が集積しています。本流域の治水対策として昭和25年度に木津合同樋門が設置され、平成10年度から排水ポンプを導入しています。導入当時は毎分20立方メートルの排水能力であったものを、平成28年度までの間に毎分160立方メートルまで増強を行い対応してきました。しかし、幾度と浸水被害を受け、近年では平成25年発生の台風18号及び平成29年発生の台風21号に伴う豪雨により大きな被害を受け、本流域の防災対策の強化として再度災害の軽減、治水対策として排水ポンプ施設の増強を行いました。

  • 排水能力が毎分280立方メートルの排水ポンプ施設を増設して既存排水ポンプ施設(毎分160立方メートル)と合わせて毎分440立方メートルの排水ポンプ施設を整備しました。
流域図

  • 小川の流域面積
     小川は下流で反田川が合流しており、反田川流域約171ヘクタールと小川流域約191ヘクタール合わせて約362ヘクタールの流域面積をもっています。

事業の実施

位置図

木津川市木津小川地内

施設概要図

計画工程

ご協力をお願いします

事業期間等
  • 小川排水ポンプ施設整備工事
    令和4年9月中旬から令和7年3月まで
  • 防災拠点化整備工事
    令和7年4月から令和8年3月まで(予定)
  • 日曜日・祝日及び悪天候時は原則作業を休止します。
    (特別の事情により作業を必要とする場合は除く)
  • 作業時間は午前8時30分から午後5時頃までを標準作業時間とします。
交通規制等
  • 市道木90号小川殿城線・市道木91号鹿背山北之庄線(堤防上の車道)・・・規制は解除しています。(通行可能)
    (国道24号泉大橋南詰から事業箇所まで)
  • 府道京都八幡木津自転車道線(自転車歩行者専用道)・・・規制は解除しています。(通行可能)
    (木津川サイクリングロード そして奈良へ)

工事期間中は、上記の道路について通行止めを行ったり大型車が頻繁に通行するため交通誘導等の交通規制を行います。規制を行う場合は交通誘導警備員の配置や工事看板等でお知らせいたします。ご迷惑をおかけしますがご協力お願いいたします。

皆様へ

工事期間中は騒音や交通規制等、大変ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

工事風景

全景

吸水槽(排水ポンプ4台を設置しています)

吐出管(直径80センチメートルの排水管4本を地中に埋設して吐口は直径50センチメートルの管8本に分岐して放流しています)

ポンプ操作室(ポンプの操作を行います)

放流路(写真左側が新しい放流路・中央は木津合同樋門・右側は既存排水機場の放流路)

発電設備

排水ポンプ


令和5年5月に排水ポンプ4台が完成(株式会社石垣 香川県坂出工場)
令和6年3月に排水ポンプを吸水槽へ設置完了済