クビアカツヤカミキリとは

  • クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなどの木を食い荒らし、枯らしてしまう外来生物で、非常に繁殖力が強く、国内でも分布が拡大しています。

(左がメス、右がオス)

 

木津川市でのクビアカツヤカミキリの被害木の確認状況

  • 木津川市では、令和7年10月16日に被害木(サクラ及びスモモ)を初確認しました。

     

   被害木            フラス

  1. 経緯

    10月14日 府民から木津川市相楽台におけるクビアカツヤカミキリのものと疑われるフラスの発見情報が寄せられた。

    10月16日 府市職員が現地調査を実施。同地域で被害木10本(サクラ及びスモモ)確認。

         現地にて専門家により、クビアカツヤカミキリによる被害と確定。

  2. 対応状況

       ・被害木に対しては、幼虫の捕殺や薬剤処置を実施。また、周辺地域における被害状況の調査を実施。

       ・今後、新たに被害木が確認された場合には、京都府や地域と連携し、薬剤等により被害木への処置を実施する。

 

京都府内のクビアカツヤカミキリの確認状況

京都府内での定着を防ぐためには

  • クビアカツヤカミキリは、一度定着してしまうと根絶することが非常に難しい上に、侵入を防ぐための手立てが今のところありません。
  • 本種は木を枯らしながら、次々に周囲に広がっていきます。被害を拡大させないためには、木を切り倒し、根も引き抜き、焼却することが最も有効かつ確実な方法です。

クビアカツヤカミキリや、疑わしい痕跡を見かけた場合には

  • クビアカツヤカミキリに似たカミキリを見つけた場合は、すぐに下記の京都府自然環境保全課までお知らせください。その際、可能な限り実物や写真をご用意いただくようお願いいたします。なお、生きたまま本虫を移動することは法律で禁止されていますので、実物の場合は、踏むなどして殺虫してください。
  • 本種が侵入した木からは、5月~8月頃に、うどん状・ミンチ状の特徴的なフラス(木くずと幼虫のフンの混ざったもの)が大量に排出されます。フラスは有力な見分け方のひとつです。
  • 侵入の防止、さらには被害の拡大を防ぐためにも、速やかな通報にご協力をお願いいたします。

クビアカツヤカミキリを見かけたら、京都府自然環境保全課へご連絡を

※生産園地の場合は、京都府農産課(電話番号075-414-4959、メールアドレスnosan@pref.kyoto.lg.jp)へ。