木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!

 

今回でこの「木津川アートつたえ隊 ぷくまいマイ日記」は一旦終了となります。

木津川アート担当職員3人でより多くの方に木津川アートについて知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい、ファンになってもらいたいという想いで情報発信のためにスタートしたこの日記。

 

どこまでの効果があったのか、閲覧者数などでの考察は今後行いますが、ぷく個人の目的はそんな数字ではありません。(もちろんその数字も大事ですよ。)

 

数字で測ることのできないモノ。

この日記を読んでいただいた方の心に「木津川アート」というものが焼き付いたかどうか。興味を持っていただけたかどうか。参加してみたいと思う火種がついたかどうか。

ぷくまいマイの日記が、少しでもみなさまの心にそんなものが残せていたら幸いです。

 

一旦最後となる今回は、担当者としての木津川アートへの想いを少し記したいと思います。

 

木津川アートへの想いと言っても、ぷくは木津川アート担当になって3年目。

木津川アート2021が担当としての初木津川アートでした。

 

自分は現代アートや芸術の世界とかけ離れた人間ではありますが、どうしたら木津川アートがこれまで以上におもしろくて魅力ある事業となるか、現代アートがどんなものかをどうしたら理解できるか、どうしたら自分も楽しめるかを模索し続けました。

 

木津川アート担当者としては未熟者ですが、市の魅力発掘・発信のために開催地である瓶原地域を走り回り、毎日のように瓶原に行っていたころは市役所に行かずに直接行った方が楽なのになんて思ったり。(笑)

 

作家さんとコミュニケーションをとることで、また、作品を鑑賞することで現代アートの魅力が少しわかったような気になったり。

 

ぷくが現代アートとは何か?を今聞かれたら、その答えは「自由」になるかなと思います。

えらいざっくりとした答えやなーと思われると思いますが、「自由」ってものは抽象的ではっきりと形を成していないじゃないですか。

現代アートってまさにそれかなと思うんです。

何を使って、何を表現して、何を鑑賞者に伝えるのか。

そして鑑賞者は何を感じるのか。

その全てが「自由」であると思うんです。

 

作品は何を使っても「自由」だし、何を表現するかも「自由」だし、何を伝えたいかも「自由」だし。

鑑賞者も何を感じるかも「自由」だし。

 

「自由」だからこそ、無限の可能性がある。

「自由」だからこそ、誰でも楽しめる。

「自由」だからこそ、誰でも参加できる。

「自由」だからこそ、その使い方は危うくもある。

 

現代アートでよく「インスタレーション」という言葉が使われます。

それは空間を作品として制作する現代美術の手法のひとつのことです。

キャンバスに絵を描いたものは、「絵画」ですが、その「絵画」を室内に飾りその空間そのものを作品として制作したものが「インスタレーション」となります。

例えば、みなさんもご自宅でテレビをどこに置こう、ソファーをどの角度に向けようと模様替えなんかされますよね?

それって考え方によってはインスタレーション作品じゃないですか?

ほら、みなさんも作家になることができるんです。

それも「自由」だからだとは思いませんか?

 

「自由」だからこそ、誰でも作家にもなれる。

 

そう考えると現代アートって本当はすごく身近で楽しいものだとは思いません?

 

(ぷくが勝手にそう捉えているだけで、本当は全然違うかもしれませんが、たった3年関わっただけでえらそうに語るなとお叱りの声もあるかもしれませんが、こう捉えることも、語ることも「自由」ということでご了承ください。(笑))

 

3年前に観光商工課に異動になり、木津川アートの担当になりました。

業務内容としては本当に特殊で、どう表現していいかわかりません。(やっちゃだめなことやっているわけではないですよ。(笑))

ただ、この3年間を振り返ると、地域住民のみなさんとお話させてもらい、知り合いになり、お叱りを受け、助けてもらい、ぷくの「瓶原のお母さん」ができたりと、世間的に思われることの多い普通のお役所仕事とはかけ離れているんじゃないかと思います。

 

地域活動に関わり、地域住民と人間関係を築いていくことを「地域に飛び出す公務員」と言われている言葉があります。

木津川アート担当はまさにその「地域に飛び出す公務員」そのものです。

地域に飛び出して地域住民と関係性を築いていったからこそ、木津川アート2021のクロージングで、地域住民のみなさんと一緒にライブ演奏をすることになりました。(それが木津川アートで1番楽しかったかも…。(笑))

 

木津川アート担当にならなければなかなかここまで地域に飛び出して業務することもないと思います。

でも担当したからこそ、違う部署に異動してもどんどん「飛び出して」行くことができるんじゃないかと思っています。

 

大変な業務を担当させてもらったからこそ貴重な経験を積むことができました。

大変な日々を過ごしたからこそ成長できました。

 

ありがとう木津川アート!

 

次の木津川アートも担当しているかどうかは現時点では何もわかりませんが、ここらで一区切りとさせていただきたいと思います。

 

2021年6月にこの日記をスタートし、最初は調子良く更新できていましたが、だんだん忙しくなり、ネタばかり溜まる日々…。

そしてアートが終われば日記を書くことをサボる日々…。

 

2月からの怒涛のラッシュはどうでしたでしょうか?

えっ、日記が終わるのがさみしいですって??

嬉しいことおっしゃってくれますねー!!

 

この「木津川アートつたえ隊」、もしまた再開したときはご愛読いただけたら幸いです!

 

最後はみなさんご一緒に大きな声で言いましょう!

「ありがとう木津川アート2021!」

 

次回の木津川アートもお楽しみにー!!