河原恵美須神社(前半)
木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!
今回は河原恵美須神社のKyuichi Satoさん、キテラス河原えびす店さんを紹介します。
河原恵美須神社は、作家さんが5組も展示されており、かなりのボリュームになりそうなので前半と後半の2部構成とさせていただきます。
河原恵美須神社は雰囲気がすんごく良くて、ぷくのお気に入りの場所でもあります。
お気に入りポイントはまた後程紹介させていただきますね。
それでは前半スタート!!
まずはKyuichi Satoさんの作品です。
Kyuichi Sato「Hito_ita-k 020 AIP.(KAWARAZA021)」
Kyuichiさんは石の彫刻作家さんなんですが、河原恵美須神社のいたるところに作品を展示していただきました。
作品は、石を削られたものと、普通の石とを組み合わせたものもあり様々だったんですが、こんなところにもある!と宝探しの気分にもなりました。
神社の裏手に続く道の入口に作品が…。
奥へと進んでみましょう。
1番奥にボスのような作品が…。
道の入口からボスのところまでこの様に展示がされてありました。
戻ろうと歩いているとその時…?!
森の中に何かある!!
宝箱を見つけたような気分になりました。(笑)
会場が自然に囲まれた神社内で素材が石の作品。
そして展示に使われているのは切株や竹。
作品と環境が上手く調和し、一体となった完成度の高い作品だなーと感心しました。(Kyuichiさん偉そうにすいません!)
Kyuichiさんは宮城県にお住まいなんですが、こちらに来られた際に一度ゆっくりとお話させていただく機会がありました。
海外で制作されていた時のおもしろい話や、現代アートとはという深い話まで、いろんなことについてお話しました。
どんな人物かと言うと…、簡単に言うと気さくで優しいお父さんでした!
さて、次はキテラス河原えびす店さんです。
えっ、何その名前??…となりますよね、わかります。(笑)
これはグループとしての作家名で、松尾謙さんと糸田泰明さんの2人により構成されています。
今回の木津川アート2021のためのユニットなんですが、名前の由来は…、聞くのを忘れておりました。。。
木津川アート2021の7不思議の1つとしてご了承ください。(笑)
さて、キテラスさんの作品なんですが、神社の雑木林の中に展示されておりました。
キテラス河原えびす店「神奈備の森」
雑木林の中に巨大な龍が!!!
雑木林の入口から奥に進む…。
奥が見えてきて更に進む…。
何か見えてきて…。
龍がどんっ!
大きくてすごい迫力です!
糸田さんはテープアーティストとして活動されており、テープやビニールでこの龍たちは作成されています。
この卵たちもセロハンテープからできているんです。
あれ?もう一人の松尾さんは??
はい、松尾さんはサウンドアーティストさんです。
実はこの龍がしゃべるんです!!
この口の中にスピーカーが仕込まれているんですが、指向性スピーカーなるものを使用されており、龍の正面の特定の位置じゃないと音が聞こえないようになっておりました。
更に!!その龍の声が聞こえる位置に丸太が立てられており、声を聞くために自然とその丸太に座るように誘導されてしまいます。
そこでサプライズ!!!!
なんと丸太が龍の鼓動に合わせてドクンッ、ドクンッと振動したんです!!
まるでこの森全体が龍で、見えているのはほんの一部かのように感じ、ぷくは飛び上がって大興奮です!!(笑)
後から聞いた話なんですが、実は森の中で聞こえてきていた鳥の鳴き声なんかも木に設置したスピーカーから流れてきていたそうです。
それを聞いてから、どこにスピーカーがあるのかを探したんですが、見つけることができませんでした。
それどころかケーブルなんかもぱっと見る限りではまったく見つけることができません。
この森の中への道も、作品のために切り開いて作ったそうなんですが、ところどころ倒木があったのはケーブルを通すためだとぷくはにらんでいます!!
松尾さんの職人技、あっぱれです!!
森に張り巡らされたこのビニールが、大流行している「鬼●の刃」に出てくる蜘蛛の鬼?のところで出てくる場面にも見えるとのことで喜ぶ子供さんがいたとか。
糸田さんに聞いてみたら本人は何も意識していたわけではないようで、正に棚からぼたもちですね。
何がきっかけであれ興味を持ってもらうことはいいことです。
いやー、しかし今回のためのユニットとは思えなかったですね!
この場所でこの展示をするための2人と言えるほどの作品でした。