木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!
 

今回は恭仁宮大極殿跡の中村岳さんを紹介します。

 

本名は「たけしさん」なんですが、仲間内からは「がくさん」と呼ばれており、ぷくも出会った当初から「がくさん」と呼ばせていただきました。(馴れ馴れしくてすいませんでした。(笑))

 

そのがくさんなんですが、なんと木津川アートがスタートした2010から毎回参加されており、最多参加作家さんなんです!ありがとうございます!

 

さて、そんながくさんの今回の作品は…。

 

今回の会場は恭仁宮大極殿跡。

いつも巨大な作品なので楽しみです。

 

全国いろんなところの展示が重なっているとのことで、10月に入ってから制作されるはずが9月に前倒しになりました。

 

使用する木材は地元の家屋を解体されて処分するものをもらったりして集め、がくさんとボランティアさんみんなでえっちらおっちら運びました。

 

制作に取り掛かるがくさん。


残暑残る9月ですが、麦わら帽子をかぶり作業されています。

この時点ですでにかなりの大きさですが、完成したらどんなものになるのか!?

 

完成した作品がこちら!!

でかい!そして長い!!


圧倒的存在感っ…!

 

がくさんのこの作品、立体造形や彫刻のジャンルになるかなと思われがちですが、がくさんは絵描きさんなんです。

空中をキャンバスに縦横無尽に木材を絵の具のように絵を描かれています。(三次元絵画と呼ばれています。)

 

この恭仁宮大極殿跡に立ち、思い描くものを描かれました。

大極殿を偲んで木材を赤く塗られたそうです。

 

それを聞くと、この中心にそびえる一段と大きなものは、かつてこの地に建っていた塔を思い描かれているのかな。

 

なんとこの作品、地面に杭などは打ち付けずに自立してるんです!

全ての木材がつながり、バランスを保つ。

しかも設計図を書くものでもないそうです。

というか絵画なので設計図があるとなるとおかしな話ですかね。(笑)

 

最初はどこからどうやって描かれるのでしょうか。

制作過程の最初を見れていないので、どのように最初手をつけていくのか聞けばよかったと今になってちょっと後悔しております。