木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!

 

 今回は西休耕地・蔦の倉庫のXIAO Li(シャオリー)さんを紹介します。

 

 作品の展示場所を決めるために瓶原を歩いていたシャオリーさん。

 雨が溜まる畑を見て作品のイメージができたとかなんとか。

 

 お米作りをしなくなった休耕地を貸していただける方と巡り合うことができました。

 雑草が生い茂る田んぼの土を掘りおこし、その土を盛ったり畝を作ったりしたいと。

 ほうほうなるほど。

 更には稲も植えたいと!?

 ほうほ・・・。

えっ、本気ですか??

 

 はい、ぷくは頑張りますよ!!

 休耕地を掘りおこし、土を盛る盛る!!!

 もちろんメインで頑張ってもらうのはシャオリーさんです。

 日増しに鍬やスコップが似合っていきました(笑)

 

 さて、その様子は…。

 

 農機具を貸していただけた所有者さんのおかげで思い描く形になっていきます。

 

 

 形がついに出来上がりました!

 

 そして水を入れていく!!

 

 どんどん入れていく!!

 

 このオレンジキャップのおっちゃんは所有者さんのご親族で、いろんなアドバイスとお手伝いもしてくださいました。

 なんと、稲の苗も知り合いの余ったやつを手配してくださいました!

 おっちゃん本当にありがとうございました!!

 

 作業中に、こんな農機具もあるよと倉庫から古い農機具を出してきてくれました。

 

 昔の人は人力で全てやっていたと思うとすごいですね!

 

 

 そしてみんなで田植えです!

 

 田植え完了です!

 写真真ん中の土の山に植えられているのは所有者さんの庭のアジサイとコスモスを植えさせていただきました。

 稲とともに成長してくれるんでしょうか…?

 

 稲とともに畝の雑草も成長してきたということで草刈りです。

 

 アジサイはダメだったようですが、コスモスは育ってくれている??

 こちらもどうなるか楽しみです。

 

 稲がちゃんと成長してくれたのは、所有者さんが水の管理をしっかりしてくださったからです。

 本当に何から何までありがとうございました!!!

 

 ついに稲刈り目前です!

 見てください!コスモスがキレイに咲いています!!

 自然の力ってすごいですねー!ちゃんと稲とともに育ってくれました。

 

 

 さーて、ついに稲刈りです!!

 ご協力いただけたボランティアの方みんなで鎌で手刈りして稲わらで束ねました!

 そして別の展示会場をお掃除したときに出てきた、はさ掛け用に使っていたであろう木材を利用して蔦の倉庫にはさ掛けして…。

いい汗かいたなー!

 

 実はこの収穫したお米を土阪邸のおくどさんで釜で炊いて食べたんです!

 めちゃくちゃおいしかった!!…と聞いています。。。(釜炊きのお米食べたかった。。。)

 

 

 …と制作の過程をつらつらとご紹介させていただきましたが、実際に完成した作品がこちらです!

 土山のコスモスは枯れてしまったので雑草とともに全部除去してきれいすっきりのお山になりました。

 

 そして蔦の倉庫では、制作過程を撮影した動画を上映しました。

 お米の冷蔵庫をスクリーン替わりに投影しました。

 

 周りにあるのがはさ掛けしたお米たちです!

 

 あ、はさ掛けってなんだ?って思ってた方!

 この形にすることをはさ掛けっていいます。

 

 刈り取った稲の籾に含まれる水分量を乾燥させて減らす必要があるのですが、本来は太陽の当たる場所ではさ掛けをします。(最近は乾燥機を使われる農家さんがほとんどなのでこの風景も減っていますよね。)

 

 

 完成した作品の紹介より、制作過程の紹介のボリュームが大きくなりすぎましたね。(笑)

 シャオリーさんのこの作品は、5月から制作作業が始まり、半年以上かけて完成しました。

 ぷくもお手伝いにたくさんいった分思い出が多いです。

 何度も現地に行き作品作りをされたシャオリーさんもそうですが、ご協力いただいた所有者さんとおっちゃんには本当に感謝です!