木津川アートつたえ隊、ぷくまいマイのぷくです!

今回は木津川アート2021メイン会場、恭仁宮跡の招待作家お二人を紹介させていただきます!

 

中島 和俊「白の回廊」(写真左)


西村 正徳「陽だまりハウス」(写真右)

 

かっこいいですねー!

大きな広場である恭仁宮跡に負けないこの存在感!

かなり遠くからでも作品が設置されているのがわかりました。

 

どちらの作品も中に入って歩いたりする体験型の作品で多くの方に楽しんでいただけていました。

 

制作の始まりはお二人の設置位置決めからでした。

そう、あれは夏真っ只中の7月の末でした…。 

恭仁宮跡に集まる招待作家のお二人とプロデューサー&ディレクター(P&D)。

 

(写真右から 林P、西村さん、中島さん、長谷川D、加藤D)

 

現場で作品について話し合い、設置位置を決めていきます。

なんせお二人とも作品の規模が大きいもので設置希望場所が重なったり、作品イメージとしてそんなものを設置してもらったら困るなど喧嘩が始まる…こともなく、現代アートについて熱く語り合う…こともなく、けっこう脱線したおもしろ話ばかり中島さんがしていた気がします。

 

  

 

そんな余談はさておき、大きな広場をあっちやらこっちやら移動して位置を決めていきます。


まーーー、暑かった!!

終わるころには汗でぼとぼとです。

でも無事に位置が決まり、本番を迎えることができました。

 

「陽だまりハウス」の入口です。


おっと、手前に写っているのは…。

この方についてはまた後日ということで。

 

「陽だまりハウス」の中は、黄色のシートに開けられた無数の穴から太陽の光がシャワーとなって降り注ぐようになっています。


これが本当にきれいでステキでした!

ハウスの中には「ポイ」が用意されていて、それで光のシャワーをすくい取る体験もできました。

 

中島さんの「白の回廊」も中を歩いて通り抜けることができる体験型の作品です。


これは、かつてこの地に都があったことからインスピレーションを受け、回廊(廊下)を設置し、歩いてもらうことで、歴史を感じてもらえたらと制作されました。

 

 

子どもも大人もみんな楽しそうに歩いて下さっていました。


でもちょっと長くてしんどいわーって声もちょっぴりありました。

なんせこの回廊の白い枠は鉄でできていますが、なんと300本設置されているのですから長くもなるわけです!

ぷくは中島さんに300本あると聞かされて、疑ってちゃんと端から端まで数えたのでこれは本当です。

でも長くても楽しくて何回も何回も歩いてくれるお子さんがたくさんいて、微笑ましくて嬉しかったなー。

 

 

 

回廊を歩ききった先に待っているのは…。

 

きれいに咲いたコスモス畑!


毎年地域の方が丁寧にお世話をしていただいているコスモス畑はとても見ごたえがあり、ゴールした先にご褒美が待っていたのです。 

いつもはのどかな空間が広がる恭仁宮跡。


招待作家のお二人によってアートな空間に作り替えていただきました。

 

今はもう作品はありませんが、お子様を連れて遊びに、秋にはコスモス畑を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?