木津川市では、平成20年度と平成21年度に高金利地方債の繰上償還を実施しました。しかし、一般会計分については、全国的な繰上償還実施希望額が、計画された実施総額を上回ったために、対象となった年利5%以上の市債でも枠を超過した部分については繰上償還ができませんでした。また、公共下水道事業特別会計分については、年利5%以上6%未満の下水道事業債が、償還条件であった汚水分にかかる元利償還金の有収水量あたり単価が基準に満たなかったために、繰上償還ができませんでした。以上のことにより、公的資金にかかる高金利の債務が残存しています。

特例措置による繰上償還の実施期間は平成21年度で終了しましたが、国による地方の公債費負担対策として、平成22年度から3ヵ年、あらためて補償金免除繰上償還が実施されることとなりました。この制度は、更なる行財政改革のための「財政健全化計画」及び「公営企業経営健全化計画」を策定し、国の承認を受けた地方公共団体が対象となります。

区     分

年利5%以上6%未満

年利6%以上7%未満

年利7%以上

合計

一般会計繰上償還予定額(単位:百万円)

旧簡易生命保険資金

67

― 

― 

67

合     計

67

― 

― 

67

※今回の繰上償還実施時期は、旧簡易生命保険資金は、平成25年3月の定期償還日と定められています。

※この繰上償還の実施により、将来支払うべき利子857万円の負担が軽減されます。

※今回の繰上償還前の一般会計には、旧資金運用部資金、旧公営企業金融公庫資金で年利5%以上、旧簡易生命保険資金で年利6%以上の市債は残存していません。

区     分

年利5%以上6%未満

年利6%以上7%未満

年利7%以上

合計

公共下水道事業特別会計繰上償還予定額(単位:百万円)

旧資金運用部資金

186

― 

― 

186

旧簡易生命保険資金

122

 ― 

― 

122

旧公営企業金融公庫資金

72

 ― 

― 

72

合     計

380

― 

― 

380

※今回の繰上償還実施時期は、旧公営企業金融公庫資金は、平成23年9月の定期償還日、旧資金運用部資金及び旧簡易生命保険資金は、平成25年3月の定期償還日と定められています。

※この繰上償還実施分を低金利の市債へ借換えすることで、後年度の利子負担が軽減されます。

※今回の繰上償還前の公共下水道事業特別会計には、年利6%以上の市債は残存していません。

承認を受けた計画については、以下のPDFファイルをご覧ください。

財政健全化計画(普通会計 H22~H26) [196KB pdfファイル]  

公営企業経営健全化計画(公共下水道事業特別会計 H22~H26) [291KB pdfファイル]