平成20年2月25日から平成20年3月24日にかけて実施しました「木津川市行財政改革大綱(中間案)」及び「木津川市行財政改革推進計画(中間案)」に貴重なご意見をいただきありがとうございました。
意見募集を行った結果、19件のご意見が寄せられましたので、それらのご意見とご意見に対する市の考え方を公表いたします。
ご意見につきましては、項目ごとに整理し、適宜要約し掲載しています。
また、お寄せいただきましたご意見を考慮して、「木津川市行財政改革大綱」及び「木津川市行財政改革推進計画」の策定を予定しております。
今後とも、行政運営に対するご理解とご協力をお願いいたします。

意見募集結果

実施時期

平成20年2月25日から平成20年3月24まで

意見提出者数

2人

提出方法

持参 2人、郵送 0人、電子メール 0人、FAX 0人

意見数内訳

19件(提案 18件、要望 1件、質問 0件)

案に対する反映度

案の修正 6件、今後の参考 6件、盛り込み済 2件、その他 5件

木津川市行財政改革大綱(中間案)についての意見等(18件)

意見1

全体に対する意見

意見

「地方分権時代の創意と選択」
ますます地方行政の果たすべき役割が重要となった。また、地方行財政を取り巻く環境は極めて厳しいなかにあって、社会の変化に対応した簡素で効率的な行政を確保するため、自主的に改革を行うように努力されたい。
時代の潮流を的確に捉え、10年20年にわたる長期的展望に立った将来の指針を示す創造の時代に応えなければならないと考えます。

市の考え方

この大綱等を早期に取りまとめ、実践していくことが肝要であると考えています。
また、木津川市の将来像を定める「木津川市総合計画」を、別途策定しているところです。
ご意見を踏まえ、行財政改革に取組んでまいります。

意見2

全体に対する意見

意見

運営という言葉は、まかされて運営するというような、受動的動きに捉えられる言葉という気がします。もっと行政自らが主体的に、能動的にやっていく 為には「行政経営」という文言に書き換えるべきと意見を申し上げます。自らが計画し、実行し、責任を果たす強い意思を示す文言にするべきです。

市の考え方

「行政運営」とは行政を運営することであり、「行政経営」とは民間感覚を取り入れた行政運営の考え方であるとの認識で、その言葉を使い分けしております(特に、P3の視点1において)。
地方分権一括法の施行による「分権型システム」への移行を受け、自治体それぞれの判断と責任において「地域の経営」を行っていかなければならない時代に入っております。自治体運営に戦略性を導入し、効率性の追求を図っていくことは当然必要なものと考えており、ご意見は参考にさせていただきます。

意見3

行財政改革大綱の策定趣旨に対する意見 P1

意見

 「地方分権時代に自主自立する地方公共団体への成長を目指し」を「地方分権時代に自主・自立する地方公共団体への進化を目指し」に訂正する。

市の考え方

ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。なお、3町合併にあたりましては「成長」という言葉を用いています。

  • 修正前
    「地方分権時代に自主自立する地方公共団体への成長を目指し」
  • 修正後
    「地方分権時代に自主・自立する地方公共団体への成長を目指し」

意見4

行財政改革大綱の策定趣旨に対する意見 P1

意見

「合併前の3町が進めてきた行財政改革の取組みを継承・強化するとともに、時代の方向性を見据えた抜本的な行財政システムの再構築に向けた取組みを 迅速に行い、地方分権時代に自立し、持続的な発展が望める自治体運営基盤の確立を目指し、」を「合併前の3町が進めてきた行財政改革の取組みを進化・強化 するとともに、時代の方向性を見据えた持続可能な行財政システムの再構築に向けた取組みを迅速に行い、地方分権時代に自主・自立し、継続的な発展が望める 自治体運営基盤を早急に確立し、」に訂正する。

市の考え方

「持続」と「継続」はどちらも、「続く」ことを基本にする概念でありますが、「持続」は全てを何とかして持ちこたえようとするもの、「継続」は部分的には受け継ぎつつ同一性は保持しようとするものであると考えています。ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。

  • 修正前
    「合併前の3町が進めてきた行財政改革の取組みを継承・強化するとともに、時代の方向性を見据えた抜本的な行財政システムの再構築に向けた取組みを迅速に行い、地方分権時代に自立し、持続的な発展が望める自治体運営基盤の確立を目指し、」
  • 修正後
    「合併前の3町が進めてきた行財政改革の取組みを進化させるとともに、時代の方向性を見据えた抜本的な行財政システムの再構築に向けた取組みを迅速に行い、地方分権時代に自主・自立し、持続的な発展が望める自治体運営基盤の確立を目指し、」

意見5

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P2

意見

 1基本理念中、
「時代と社会の変転を見極め、自らが変革の意思を持ち、」を「時代と社会の変化を見極め、自らが変革の意思を持ち続け、」に訂正する。

市の考え方

ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。なお、「変転」とは、単なる変化でなく、情勢が移り変わることを意味するものとの考えで用いています。

  • 修正前
    「時代と社会の変転を見極め、自らが変革の意思を持ち、」
  • 修正後
    「時代と社会の変転を見極め、自らが変革の意思を持ち続け、」

意見6

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P2

意見

 1基本理念中、
「自らの持てる能力を十分に発揮していくことが重要であり、また、市民協働・市民参加型の行政運営の推進が求められているところです。」を「自らの持てる 能力を十分に発揮していくことが重要である。また、官民総がかりで、知恵と工夫を出しあう、市民協働・市民参加型の行政運営の推進が求められている。」に 訂正する。

市の考え方

ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。

  • 修正前
    「自らの持てる能力を十分に発揮していくことが重要であり、また、市民協働・市民参加型の行政運営の推進が求められているところです。」
  • 修正後
    「自らの持てる能力を十分に発揮していくことが重要であります。また、公民総がかりで、知恵と工夫を出しあう、市民協働・市民参加型の行政運営の推進が求められています。」

意見7

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P2

意見

 1基本理念中、
「本市では、山積する重要施策の推進と市民サービスの向上を図るため、本市の行政運営の基本理念を次のように定めます。」を「本市では、山積する重要施策 の推進と行政サービスの向上を図るため、本市の行政運営の基本理念を次のように定めます。」に訂正する。

市の考え方

基本的には、どちらも行政が提供する市民へのサービスですが、「市民サービス」は市民個々へのサービスとして、「行政サービス」は包括的なサービスとして使用するといった、言うならばミクロとマクロの違いで使い分けしています。

意見8

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P2

意見

 【基本理念】中、
「・共に生き、共に創る協働の社会」を「・自主・自立、共に創る協働の社会」に、「・簡素で、市民満足度の高い自治体」を「・スリムで、市民満足度の高い自治体」に訂正する。

市の考え方

「協働の社会」を実現するための前提に「共に生き、共に創る」行動があり、その中に、自主・自立の地方公共団体が含まれるものと考えます。また、「簡素」とは、仕組みが分かりやすく、無理、ムラをなくしていくといった意味合いで使用しています。

意見9

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P2

意見

 行政運営のイメージ中、
「市民・事業者等」を「市民・NPO・事業者等」に訂正する。

市の考え方

「事業者等」とは、営利又は非営利の活動、公共的活動その他の活動を営む団体をいいます。

意見10

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P3

意見

 2重視する視点の視点2中、
「行政と市民の役割分担を明確にし、市民との協働によるまちづくりを目指します。」を「行政と市民の垣根を取り払い、市民との協働によるまちづくりを目指します。」に訂正する。

市の考え方

「市民との協働によるまちづくり」を実現するには、行政と市民の役割分担を明確にすることが必要であると考えています。

意見11

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P4

意見

 2重視する視点の視点3中、
「簡素で効率的な行政組織としての視点」を「スリムで効率的な行政組織としての視点」に訂正する。

市の考え方

「簡素」とは、仕組みが分かりやすく、無理、ムラをなくしていくといった意味合いで使用しています。

意見12

行財政改革の基本的な考え方に対する意見 P4

意見

 2重視する視点の視点3中、
「簡素で効率的な行政組織の実現と、」を「スリムで効率的な行政組織の実現と、」に訂正する。

市の考え方

「簡素」とは、仕組みが分かりやすく、無理、ムラをなくしていくといった意味合いで使用しています。

意見13

1 協働による「共生の市政」の推進に対する意見 P5

意見

 「簡素で効率的な行政を実現する観点から、市民や市民が参加する団体など多様な主体が」を「スリムで効率的な行政を実現する観点から、市民やNPO・地域団体など多様な主体が」に訂正する。

市の考え方

ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。なお、「簡素」とは、仕組みが分かりやすく、無理、ムラをなくしていくといった意味合いで使用しています。

  • 修正前
    「簡素で効率的な行政を実現する観点から、市民や市民が参加する団体など多様な主体が」
  • 修正後
    「簡素で効率的な行政を実現する観点から、市民やNPO・地域団体など多様な主体が」

意見14

1 協働による「共生の市政」の推進に対する意見 P5

意見

 「行政と市民、地域団体が公共的目的を共有し、相互に連携・分担する仕組みの整備を進めるとともに、地域協働を実践するため、個々の職員の意識改 革や勤務体制の整備などに積極的に取り組みます。」を「行政と市民、NPO、地域団体が公共的目的を共有し、相互に連携・分担する仕組みの整備を進めると ともに、地域協働を実践するため、個々の職員の意識改革やボランティア活動への参加などに積極的に取り組みます。」に訂正する。

市の考え方

ご意見を参考に、次のとおり修正いたします。なお、「ボランティア活動への参加」については、勤務体制の整備が前提になるものと考えています。

  • 修正前
    「行政と市民、地域団体が公共的目的を共有し、相互に連携・分担する仕組みの整備を進めるとともに、地域協働を実践するため、個々の職員の意識改革や勤務体制の整備などに積極的に取り組みます。」
  • 修正後
    「行政と市民、NPO、地域団体などが公共的目的を共有し、相互に連携・分担する仕組みの整備を進めるとともに、地域協働を実践するため、個々の職員の意識改革や勤務体制の整備などに積極的に取り組みます。」

意見15

2 行政体制の再構築に対する意見 P6

意見

 「行政体制の再構築」を「わかりやすい行政体制の構築」に訂正する。

市の考え方

厳しい財政状況の中、新設合併により誕生した市として、従来の延長による改革ではないとの強い意味合いから、「再」という文言を使用しております。ご意見の内容につきましては、それぞれの項目の中に含まれており、具体の施策で取り組んでまいります。

意見16

3 事務事業の再編・整理に対する意見 P8

意見

 「事務事業の再編・整理」を「事務事業の点検・検証・改善」に訂正する。

市の考え方

厳しい財政状況の中、新設合併により誕生した市として、従来の延長による改革ではないとの強い意味合いから、「再」という文言を使用しております。ご意見の内容につきましては、それぞれの項目の中に含まれており、具体の施策で取り組んでまいります。

意見17

4 公共施設の再構築に対する意見 P9

意見

 「公共施設の再構築」を「公共施設の整理・見直し」に訂正する。

市の考え方

厳しい財政状況の中、新設合併により誕生した市として、従来の延長による改革ではないとの強い意味合いから、「再」という文言を使用しております。ご意見の内容につきましては、それぞれの項目の中に含まれており、具体の施策で取り組んでまいります。

意見18

5 財政システムの再構築に対する意見 P10

意見

「財政システムの再構築」を「財政健全化への改革」に訂正する。

市の考え方

厳しい財政状況の中、新設合併により誕生した市として、従来の延長による改革ではないとの強い意味合いから、「再」という文言を使用しております。ご意見の内容につきましては、それぞれの項目の中に含まれており、具体の施策で取り組んでまいります。

 

木津川市行財政改革推進計画(中間案)についての意見等(1件)

意見1

(1)協働による「共生の市政」の推進に対する意見 P2

意見

 追加として「出前講座の推進」行政よりの市民への積極的な行政事業の情報発信と意見交換を活発化してはどうか。

市の考え方

NO16の「タウンミーティングやワークショップの実施・拡大」の中で取り組んでまいります。