意見募集結果

実施時期

平成21年7月15日から8月16日

意見提出者数

1件(4人連名)

提出方法

持参 1件

意見件数

17件
※うち2件は、計画(案)そのものに対する意見ではないため、15件について回答しています。

意見数内訳

15件(提案 8件、要望 5件、質問 2件)

案に対する意見の反映度

案の修正 5件、今後の参考 2件、盛り込み済 4件、その他 4件

「木津川市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(案)」に対する意見等(15件)

意見1

箇所など:P1:1-1:11行目

意見

「このため、施設の老朽化が相当、進むとともに~処理しきれない状況にあります。」文章の相当のあとの区点の打ち方は、間違っている。また、相当進むとともにとしても、以下の文章との繋がりに違和感を感じる。2つの文を無理に続けているからだと思われる。修正しては。

市の考え方

ご意見に基づき次のとおり修正します。
「昭和55年から打越台環境センターにおいて燃やすごみの焼却処理を行っており、稼働後約30年が経過し、施設の老朽化が相当進んでいます。また、関西文化学術研究都市の宅地開発による人口増に伴うごみ量の増加などにより、打越台環境センターだけでは処理しきれない状況にあります。このことから、本市及び・・・・」
に修正します。

意見2

箇所など:P12.13 容リプラと、プラの区別が「主な品目」表現では分かりにくい。

意見

容器包装リサイクル法に規定されているように、容器と包装概念にあてはまるものと、そうでないモノとに区別した上で、「主な品目」を書くべきである。

市の考え方

本計画は、市民にも、わかり易くするため「主な品目」については、毎年発行している分別カレンダーに基づき掲載しています。
なお、表欄外に、「※本市では、『プラスチック製容器包装』について、その素材がビニールの物も多数あることから、『ビニール・プラスチック容器包装』と区分しています。」を追加しました。

意見3

箇所など:P12・13 それぞれの町の収集システムのまま見直しをしないのか。

意見

合併しても、そのままの収集システムを引き継いでいる。中間処理施設が一緒であるにも拘わらず、別の収集システムになっているのはおかしい。一緒に集めた 場合と現行の場合のコスト比較等をして見直しすべきである。また、中間処理委託料についても、委託業者により差異があったと思う。それらも含め、見直すべ き。

市の考え方

P12・13のごみ処理フロー図については、現状のごみ処理・処分フローを記述したものです。
また、コスト比較及び委託料の差異などについて、本計画で記述する事項ではないと考えます。

意見4

箇所など:P14 加茂地域の処理費手数料の記述がない。

意見

加茂地域の事業系ごみについて、「加茂地域~従量制により処理費を徴収しています」とされている。その処理費は、民間事業者が徴収していると思われる。が、木津・山城と同じ記載のため、そう読みとりにくい。実際どうなのか。また、処理費用の記載も必要は必要ないのか。

市の考え方

意見に基づき、次のとおり修正します。
「木津・山城地域の事業系ごみや直接搬入生活系ごみなど、打越台環境センターへ直接搬入されるごみは、次のとおり従量制により処理手数料を徴収することとしています。
加茂地域における事業系ごみや直接搬入生活系ごみは、民間事業者へ直接搬入することとしており、従量制により処理費が定められています。」に修正しました。
なお加茂地域における事業系ごみ処理単価については、許可業者による処分であるため記述していません。

意見5

箇所など:P10など ビニール・プラスチック容器包装の記述は、間違い。

意見

幾度となく、指摘している点であるが、この名称は間違っている。そもそもプラマークの名称も、プラスチック容器包装識別表示であり、他の自治体や環境省 HPなどを見てもビニール・プラスチック容器包装との記述はない。いつまでも、このままでいくのか。プラマーク表示も含め、早急に修正すべきである。

市の考え方

P11ごみの分別と種類に、本市がプラスチック容器包装を「ビニール・プラスチック容器包装」として、分別している記述を追記しました。
なお、本市においては「ビニール・プラスチック容器包装」として、分別収集をしており、市民においても広く周知していること、また分別表示を変更することは、大きな混乱を招くことも考えられることから、直ちに変更する予定はありません。
また、プラマーク表示については、順次、修正することとします。

意見6

箇所など:P15 ごみの種類別排出量表への疑問

意見

ごみの項目に、災害ごみ及び家庭からの直接搬入ごみの量がない。修正して書き込むべきである。

市の考え方

災害ごみに及び直接搬入ごみについては、平成18年度から平成21年度においては少量であるため、それぞれの分別項目に合算して、記載しています。

意見7

箇所など:P15(表3-6-1)とP16(表3-6-2)との整合性が図れていない。

意見

ごみの種類別排出量と環境省HPからの引用している1人1日平均排出量の年度が異なるため、比較しにくい。
また、表3-6-1の数値を用いて、1人1日平均排出量を計算したが、表3-6-2の数値とは異なる値となる。具体的には、表3-6-1から計算した平成 18年度1人1日平均排出量は748g/人日、平成19年度の同排出量は724g/人日であるが、表3-6-2では、それぞれ765.7g/人日、 754.1g/人日とあり、それぞれ17.7g/人日、30.1g/人日の差が生じている。このことにより、数字の信頼性を疑うものである。どの数字を用 いて計算したものなのか。
さらに、表3-6-2は、ごみの1人1日排出量を示すとされているが、そもそも集団回収量(古紙・古布類)をごみとしてとらえていることは廃棄物処理法上 問題である。本来古紙・古布は資源化物であり、廃棄物ではないのだから、法通りに修正すべきである。

市の考え方

表3-6-1は、ごみの種類別排出量ですが、表記人口については、年度末人口を掲載しています。
一方、表3-6-2は、本市の1人1日平均排出量について、全国及び京都府域の市町村と比較するため、環境省による一般廃棄物処理実態調査によるデータを掲載したものです。このデータにおける人口は、表右欄に示すように10月1日時点での人口を基に算出したものであることから、表3-6-1と表3-6-2においては、人口が異なります。また、表3-6-2については、総排出量から自家処理量を除き算出したものであることから、1人1日平均排出量については、表3-6-1から算出した値と異なります。
次に、古布・古紙類の廃棄物として取り扱うことに対する指摘について、廃棄物処理法では、廃棄物としています。古布・古紙類は、家庭から排出される廃棄物のうち、資源化を進めるために、分別しリサイクルを進めることとしています。
本計画では、ごみの総排出量を削減することを目的としています。
古紙・古布類についての資源化は大変重要でありますが、まずはごみの総量を把握し、発生抑制を進めることが大切であることから、ごみの排出区分に加えています。

意見8

箇所など:P19 コスト比較をすべき。

意見

打越台環境センターは16時間稼働施設だが、24時間稼働は技術的に可能なはずである。そうした場合のコストと現行の委託コストを比較した結果を掲載すべきである。

市の考え方

打越台環境センターにおいては、P1から記述しているとおり、稼働後30年が経過しており、老朽化が相当進んでいます。大規模改修をしたとしても、数年しか稼働できない状況でもあります。
加えて、ごみ総排出量についても、打越台環境センターだけでは、処理できない状況であります。
ご指摘のコスト比較による施設運転は現実的でないことから、コスト比較をする予定はありません。

意見9

箇所など:P26・41 処理施設に関するスケジュール表がなく、実効性が感じられない。

意見

P41に新クリーンセンターの施設規模、P45に新クリーンセンター稼働後の分別収集区分、またP26にはごみ処理の課題、クリーンセンターの早期建設・ 稼働、リサイクルセンター整備の検討の必要性などの記述があるが、具体的なスケジュールや計画年度の明記がされておらず、計画とは言えない。
答申結果と、地元の受け止め方を含む現状、今後の計画が一切書かれていない。これでは「計画」にならず、構想若しくは夢想に過ぎない。5カ年の計画を記述すべきである。

市の考え方

本計画は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定により、一般廃棄物(ごみ)処理に関する計画です。
クリーンセンターの具体的なスケジュールについては、実施計画の段階において示すものと位置づけています。

意見10

箇所など:P34 表5-2-2 表の意味がわからない

意見

P34 表5-2-2について、市民が見てわかるように修正するべきである。

市の考え方

表5-2-2 統計結果については削除し、分かり易い表示としました。

意見11

箇所など:P35、45 廃プラスチックの記述が不親切

意見

廃プラスチックの記述がP35に突然現れている。それ以前は、ビニール・プラスチックであり、なぜ変更するのか。以降にこの場合はこのように言いますなど も含め、きちんと記述すべき。P31の欄外に小さくあるが、不親切。また、焼却することについては、P37に記載とあるが、正しくはP38.修正すべきで ある。

市の考え方

ビニール・プラスチックごみの分別区分については、P31に記述しています。
なお、表記ページ数及び文字大きさについて、ご指摘のとおり、修正します。

意見12

箇所など:P16 計画ごみ量の将来推計結果の等差的減量は、机上の数値でしかない。

意見

将来推計がごみの項目ごとに設定されておらず、ほぼ同じ比率により推計されている。政策によってごみ量は減らせるものなのだから各項目によって、減量率が異なるべきである。これでは、将来推計結果の数値の信用性は低い。
将来推計を机上計算するより、項目別に、現状と課題、問題点を明記し、それに対する改善点を書くべき。

市の考え方

ごみの減量化目標を達成するための施策については、廃棄物減量等推進審議会で、P42に記述している減量施策例を参考にし、審議・検討を進め、より実効性のあるものにすることとしています。

意見13

箇所など:P41 ごみ処理費用の有料化検討の前にすべきことがある。

意見

ごみ処理費用の有料化の検討を進めますとあるが、家庭から出すごみに対して、ごみ袋の有料化に向けた検討かと推察する。しかし、その前に事業系ごみ平成 21年度2421t/年とされている木津川市分のごみ量の中身と料金体系をきちんとすべき。すなわち、事業系ごみの分別基準が一切書かれていないが、排出 実態調査を早急に行い、家庭系と同じ基準になるよう排出指導した上で、分別基準ごとに料金を設定すべきである。

市の考え方

本計画で「事業系ごみ」として記述している品目は、紙くず・木くずなどです。家庭系ごみに置き換えると「燃やすごみ」となります。それ以外の廃棄物については、産業廃棄物に分類され、一般廃棄物ではないことから、本計画で記述するものではありません。
また、事業者に対する排出抑制・減量化については、P35に記述しています。
なお、いただいた意見において有料化に向けた検討とありますが、有料化を前提とした検討を進めるものではありません。減量化に向けた施策を、慎重に検討することとしています。

意見14

箇所など:京都府ごみ広域化計画の記載がない。

意見

平成11年度に策定されている本計画の記述がどこにもないのは、不自然である。なぜか。

市の考え方

「京都府ごみ処理広域化計画」の取り扱いについて、P4に追加しました。

意見15

箇所など:P48 本計画の全面書き換えが必要。

意見

P48に、進行管理の仕方が書かれているが、この基本計画自身、この理念に従いきれていない。これまでの計画の「改善」(action)をするために作成 されるのだから、これまでの「評価」(check)をキチンとすべきであるのに、それが全くなく、どこにどんな問題点があったのかさっぱりわからない。そ のため次の5年間で、各政策をどう「実行」(do)するつもりかも一切書かれず机上プランだけである。この進行管理を本気でするべきであるから、この基本 計画を全面的に書き換えるべきである。

市の考え方

本計画P26にごみ処理の課題を、減量施策はP41以降に記述しています。これらの課題と施策をより効果的に実施するため、PDCAサイクルによる評価・改善に取組み、計画を推進します。